IOWNとは?NTTが進める“光のインターネット”構想をわかりやすく解説

ネットワークのイメージ画像

IOWN(アイオン)とは、NTTが中心となって開発を進めている次世代の情報通信インフラ構想のことです。

正式名称は“Innovative Optical and Wireless Network(革新的光無線ネットワーク)”で、従来のインターネットを大きく進化させると期待されています。

💡 IOWNってなに?ざっくり言うと…

  • 通信のすべてを「光」で処理する
  • 従来のネットより圧倒的に高速・低遅延・省エネ
  • AI・メタバース・自動運転など未来技術を支える基盤

📡 なぜ「光のネットワーク」なのか?

現在のネットワークは、途中まで光ファイバーでも、最終的な処理は電気(電子回路)で行われています。そのため、

  • 通信速度に限界がある
  • データ処理に時間がかかる
  • 電力消費が大きい

といった課題があります。

IOWNは、データの送信から処理まで光で完結させることで、これらを根本から解決しようとしています。

🚀 具体的にどんなことができるようになる?

  • 通信速度が100倍以上になる(現在比)
  • 遅延が1/200に → 遠隔手術や自動運転がより現実的に
  • 消費電力が90%以上削減される可能性も

🔍 IOWNの3つの技術要素

  1. オールフォトニクス・ネットワーク(APN)
    通信もコンピュータ内部もすべて光で構成。高速・低遅延・省エネを実現。
  2. デジタルツインコンピューティング(DTC)
    現実世界をデジタル空間に再現し、未来をシミュレーションする技術。
  3. コグニティブ・ファウンデーション(CF)
    ネットワークやコンピューティング資源を最適に制御・提供する仕組み。

📅 IOWNはいつから使えるの?

IOWNはすでに2020年代前半から段階的に導入が始まっており、NTTは2030年までに本格展開を目指しています。

現在も、一部の実証実験や企業・研究機関との連携が進んでいます。

✅ まとめ

  • IOWNとは、NTTが開発中の次世代ネットワーク構想
  • 光を使って超高速・低遅延・省エネな通信を実現
  • AI、メタバース、自動運転、遠隔医療などを支える基盤技術
  • 2030年を目標に社会実装が進行中

「ネットが遅い」「電力が足りない」「未来の技術に限界がある」——そうした課題を根本から変える可能性を持つIOWN。
今後、私たちの暮らしにも大きな影響を与えるキーワードとなるかもしれません。

IOWNという技術があるのになぜNTTの株価が上がらないの?魅力ないんじゃない?と思うかもしれませんが、心配ありません。機関投資家は短期間で成果を出さなければいけないためまだNTTに投資していないのです。
素人の私達は逆に中長期的な目線でIOWNのような技術に今のうちに投資をしておくことが重要だと、しーは考えています。

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